【曲の解釈について】
*詞に特化して記述。作曲・楽器等に関しては基本的に省略。

1.wild eyes
曲名は詞を書き上げた後に。バジリスク作中の、強い能力であり本能的(wild)に発動する破幻の瞳(eyes)から。ヒメムラサキと対象的な曲。
(#157)

2.はつ恋
聞いた瞬間に源氏物語が浮かび、作家の岩里さんにこの2人の恋のやり取りを書いてもらった。絶対2人は思い合っていたはずと。
当時の女性は政略結婚とか、女性が自分の意志で動くことが許されない時代。
そんな中で本当の恋をしてしまったんじゃないかと想定して、でも彼のために(帝の後妻な訳なので)、彼に何かあってはいけないから、
本当は想いがあっても、好きだからこそ身を引くっていう純愛を書けたらいいなと。
結ばれないからこそ永遠だという愛を歌っている、叶わないからこそ失わないし終わらない純愛を描いた曲。
(#769)

3.純潔パラドックス
タイトルは、作中の巫女やおっとりさから来る純潔と、刀を持って超人になるパラドックスから。
作中で一途に大事な人たちの為に戦うまっすぐに相手を思う気持ちは、まっすぐすぎるが故に危うさと紙一重。
怖さの中にある美しさみたいなものや、恋するかのように一途に、危険な物に敢えて飛び込んでしまうような、情熱的な恋を表現したかった。
(M103)
文語調の詞で、古き良き美しい日本を感じてもらえる、少しつややかで女性的な雰囲気の曲。
blood-cとのリンクを意識しつつ、和を意識したどこか懐かしさを感じさせる歌謡曲調の曲に、というリクエストがあった。
恋愛の要素も。カラオケの際は、自分の愛おしい人を思い浮かべながら、狂おしく歌うといいかも。
じわじわ来る心の中の葛藤、渦巻いている様子を表していて、無弦の琴(調べ)は、弦が無い事も忘れて弾くくらいの、もの凄く高揚している様子を表した言葉。
(#483)

4.BRACELET
ダメな、もう終わらせなければいけない恋にはまってしまっている女性が、愛情なのか情なのか分からないその狭間で揺れている曲。
彼からもらったブレスレットはプレゼントでもらったものでいい思い出として付けているが、自分で付けてしまっている手錠なのかもしれないという意味。
(#711)
結婚するかしないか、いつまでもはっきりしない男から逃げる話。過去の彼はもういない。
BRACELET=もらって自分で自分の手にかけて、雁字搦めにしてしまった手錠。
(comcha)

5.Tears’ Night
幻想的な中にも、女の人の恋に対する情熱みたいな物が注がれている。
TRNSMIGRATIONとは違う現実的な言葉で、(当時の奈々ちゃんと同い年のゆうまおさんの)24歳の視点で描かれた恋愛の姿であり、歌う際に入り込みやすかった。
(#140)
5.哀愁トワイライト
レトロ&futureを表テーマとすると、裏テーマは昭和。昭和という良き時代のエッセンスを抽出したものを作りたいと思った。
アダルティな大人の女性が歌う歌謡曲のイメージ。悲恋、日陰の女性を描いた曲が多い。
子どもの頃に思い描いた大人像、素敵ないい雰囲気のバーで、香水なのか洋服なのかから漂うものすごくいい匂いのした、ものすごい低音で語りかけるソフトな人を思い描きながら書いた曲。
(M247)
どこか昭和のにおいが感じられる曲、日陰の女をテーマに好きになってはいけない人を好きになってしまったという悲恋を描いた。
(#629)
5.Crystal Letter
(WA5)

6.ETERNAL BLAZE
innocent starterを発展させた形で書いた。テーマとして家族愛・友情・絆というのは変わらず、あえて同じワードも使っていたりする。
ただ、前回が内に秘める、込めた想いだったのに対して、今回はそれを外に伝えたい、届けようって想いが強い感じにしようと思った。
(#181)
flameでなくblazeを選んだのは、ただの炎ではなく爆発みたいな、強く激しく切ないイメージから。赤い炎よりも青い炎。
blazeには感情の爆発とか煌めきという意味があり、大切な人に出会った時に感じるこの人好きだな守りたい、家族と一緒にいる時に当たり前なんだけれどずっと守っていきたいと思った瞬間の、
動いた気持ち、心にはすごいパワーがあると思っている。
ただそれが燃え上がって燃え尽きてしまうような、永遠に続かない物だったりするが、そうではなくて、
本当に大切だなって思った瞬間であれば、それはずっと続いていくのではないかなと思った。
(comcha)

7.stand up
今年アルバムを作ろうと思ったきっかけになった曲。
甲子園が決まった時にデモが届き、どうしても2016年の甲子園ライブのタイミングで歌いたいと思った。大人へのエール、泣ける応援ソング。
諦めない心をずっと持ち続ける歌。甲子園でライブなんか不可能かもしれない、と思っていたことが、こうやって実現するんだと。信じていれば夢は叶うんだ、って気持ちが込められた曲。
(#765、#769)

8.Young Alive!
元気で前向きな曲。
(M53)(#427)
8.clutch!
応援ソング。
(#711)
8.No Limit
アニメの世界から、まだ見ぬ世界、冒険の場所が広がって行く感じがイメージできた。空を駆け抜け、空間の広いところでアクティブに行動している感じを表現したかった。
touch&goは離着陸訓練の用語。何度も飛び立っては着陸、というのを繰り返すのが、まさに夢に向かって届かなくても、何回も何回も諦めないでトライする姿と重なった。
自分の夢をつかみ取れ!って言う意味で使った。
(#284)

9.企画

10.ALONE ARROWS
crescent childの主人公が大人になったらどうなるかという視点で書いてもらった。
前回の主人公は夢のない、群れで過ごすタイプで、自分で切り開きたいけれど、世の中がそれを許してくれるはずがないみたいな感じで、無気力になりかけている。
それを大人にして、色々と現実を知って、このままじゃいけないんじゃないかなってようやく一歩を踏み出そうとする曲。
(#769)

11.エデン
まさに思春期の恋愛を描いた曲。青い花は、昔には存在しない物で、憧れや理想の象徴として描かれており、そこに理想を追い求める恋愛という意味を込めた。
また、長い沈黙は二人の心の距離が離れてしまったいる事を表していて、どうかいかないで欲しいという気持ちを、言葉には出せない分、指に込めている。
ベンチに二人で座っていて、ぐっと手を握るようなイメージ。
(M281,284)

12.Please download

13.ドラマティックラブ
ラブがいっぱい詰まった曲。ラブがあふれる等身大な私の素顔を書いてもらえると言えばと思い、作詞は親友にお願いした。乙女モード全開で歌った。
(M208)

14.SUPER GENERATION
自分たちの時代を、自分たちで作っていくという意味を込めて。みんなが自然に笑顔になって頑張るぞ、って思えるような曲。
(#194)
14.POWER GATE
歌手としての第2章、新たなる幕開け。新しい力を付けて、新しい世界に旅立って行くぞという想いを込めて付けたタイトルの曲。
(1)

15.TWIST&TIGER

16.ヒメムラサキ
バジリスクのED、wild eyesが激しい動バージョンなのに対して、こちらは静バージョン。
熱く女の情念を歌い上げるような、ほとばしる熱さというよりも胸の奥底で燃えているような熱さ。
(#158)

17.悦楽カメリア
wild eyes、ヒメムラサキの時に勉強した古き良き日本語を、更に進化させたような言葉で書いた。
イメージは、愛しい人をずっと一途に思い続ける愛、待つ恋。
ただ、待つというのはまっすぐで可愛らしいピュアなものを思い浮かべるけれど、それが狂気に変わる瞬間がある。
待って待って、中々その人が来ないと、どうしているのかしら…と想像が膨らんで、狂気的な方に行ってしまう危うい感じの狂恋を描けたらいいなと思った。
(#369)

18.ミュステリオン
失恋をした後の女性の気持ちを歌っている。
女性は割と男性より引きずらなかったりするが、まだその未練から逃れられない、ずっとその人の愛にすがってしまっているという、女の情念、強い女性を歌った歌。
(#426)
本気で恋をしていた乙女が、その大事な人を失った時にどう思うのか、愛とは何かという事を問う曲。
(M53)

19.禁断のレジスタンス
アニメの主人公がピュアなまま進めるのではなく、少しグレながらも逆行に立ち向かって行くようなダークな世界が描かれており、
ただ前を向いて進もうというストレートな歌詞には出来ないなと思った。
少女たちが壁にぶち当たりながら、がむしゃらに血を流してぼろぼろになりながらも、何度もぶつかって行く姿だったり、
思春期特有の斜に構えたり強がったりする部分も出ちゃうだろうなと思って、大人になりきれない荒削りな言葉をどんどんぶつけていきたいなと思った。
でも最後には一筋の光が見えてくるような、そんな曲になっている。
(M268)
19.Don’t be long
Take a shotよりも更に力強さを増して、決意を固めてなのはやお母さんの元へ駆けつける、鼓動の速さと熱さを帯びた曲。
(strickers)

20.UNLIMITED BEAT

21.めぐり逢うすべてに
大人が泣ける曲。1番最初に曲順が決まった。これを聞いてもらうことで水樹がこういうアルバムを作ったんだなと、映画で言う冒頭、ナレーション部分、序章にふさわしい曲。
絶対にこれは1曲目と直感的に。あの日夢見た願いの第二章となるそんな曲を作りたいこの曲を聞いた瞬間にそう思い、松井さんに伝えた。
節目となる始めての武道館・始めての東京ドームで歌ってきた曲で、今後またそういう機会があった時にこの曲を歌えるようになりたいという感じ。
あの頃…は22歳で夢に夢見ている、経験もまだまだで憧れがいっぱいを占めている中で夢に恋い焦がれる気持ち、どれだけ叶えられただろうっていう希望がいっぱい乗ってる。
今また夢に向かうってなっても、それから時を経て色々な経験をして現実を知って、ってなっていま夢に向かう気持ちって絶対違う。そういう気持ちを書きたかった。
大人になって夢を追いかける時の不安だったり、そこから見い出す希望だったり、周りへの感謝の気持ちが改めて湧いてくる事だったり、そんな想いを詰め込んだ。
(#769)

22.RODEO COWGIRL
タイトルから、牛追いのように縄を振り回すイメージでタオルを回すようなイメージ。
(#769)

23.絶対的幸福論
歌詞がプロポーズ、直球の歌詞、飾らない言葉で日常を歌っている。
(#766)

24.STARTING NOW!
恋も夢に向かう姿勢も全部繋がっている伴う思っていて、全力投球でやれば叶うものもあるし、
玉砕してもリセットしてまた新しい出会いに繋がるって言う意味では、やっぱりチャレンジしてみないと何事も前に進まないというメッセージを込めたかった。
頭でいくら計算しても、人がどうだからっていうのも、それはそれで、自分は自分として考えて、とにかく一歩踏み出そうみたいな曲にしたかった。
(#742)
中学生の主人公が叶わぬ恋に振り回されている様子、片想いの様子がすごく可愛くて。
でもいつも全力で諦めることなくずっとずっとぶつかり続けているって気持ちが、夢とか恋愛とか全てにおいて、何においても全力でぶつかるというのが素晴らしいし、
見るものを引きつけるんだなって思うし、応援したいってすごく気持ちが高まるし、そういう熱い気持ちを綴った。
なのでみんなの背中を押せるような、分かりやすい言葉でストレートな応援ソングになっている。
全力を知ったものだけ触れられる夢がある、が1番言いたかった事。
動くしかない、今スタートしなくていつやるのという気持ちで、考えてるよりも先に行動しよう、行動してからその後の事を考えればいいよっていう、中学生の若さ、何も恐れない感じ。
勢いで突っ走ってしまう事って大人になると無くなってしまうけど、時にはそうやって余計な事を考えないで、
自分のやりたいことをやってみるのもすごく大事なんだなと改めて今の年齢になって思う。そういう気持ちも込めた。
(M359)